京都・三条大橋東詰から徒歩4分。臨床心理士による,個人のカウンセリングルームです。
丁寧に聴き,しっかりと伝え,適切な技法を提案します。
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実施までの待ち時間について

心理テストは毎週木曜日におこなっています。これからお申し込みいただいく方の検査実施日は,最も早くて2024年5月上旬ごろになります(2月24日現在)。また,フィードバックまでには,実施から最低2~3週間,お時間をいただいています。ご了承下さい。

最長2時間かけて,フィードバックをおこないます

当ルームでは,心理テストのフィードバック(結果の説明と,その活かし方についての話し合い)に,最長2時間かけて,丁寧におこなっています(標準60分+延長60分まで無料)。せっかく時間と労力とお金をかけて受けていただくテストですから,十分に理解していただいた上で,これからのことに活かしていただきたいと思っています。

当ルームでおこなっている心理テスト

WAIS(ウェクスラー成人知能検査)-IIIまたはIV

ウェクスラー知能検査は,1938年,D. Wechslerによって発表されて以来,80年以上にわたって用いられてきた知能検査です。特に成人用のWAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale)は,日本において最もよく使われる知能検査のひとつとなっています。


いわゆるIQ(全検査IQ,言語性IQ,動作性IQ)を測定することもできますが,WAISの特長は,14の下位検査に基づき,個人内差(その人の中での得意分野と不得意分野)について詳しく知ることができる点にあります。これによって,知能のより総合的な把握や解釈が可能となり,不得意分野を補うにはどうしたらいいか,得意分野を伸ばしていくにはどうしたらいいか,といった実際的な点について,豊かな情報を与えてくれます。


WAISには,最新版のIVと,ひとつ前の世代のIIIがありますが,どちらでもご希望の方を受けていただけます。それぞれ一長一短がありますので,詳しいことは当日ご説明いたします。どちらを受けるかは,その時に決めていただいたらけっこうです。


また,当ルームでは,テストを希望される方が,何を知りたくて,どう役立てたいのかを詳しくお聞かせいただき,必要に応じて,他のいくつかの質問紙(記入式)テストを合わせて行うことで,より多角的に,役立つ情報が得られるよう,工夫しています。どの質問紙テストを受けるかは,当日の相談で決めていただけます。


検査の実施,および,フィードバックのため,2回の来室が必要です。検査の所要時間は,120~180分程度,フィードバックは最長2時間かけて,丁寧におこないます。

ロールシャッハ・テスト

スイスの精神科医H. Rorschachが1921年に発表して以来,およそ1世紀にわたって,世界的に広く使われている性格検査のひとつです。左右対称のインク・ブロット(しみ)が描かれたカードを用いるもので,投影法という種類に分類されます。


性格について総合的に調べることのできるテストですが,特に,その人のふだんの様子からは分かりにくい側面(潜在的な可能性や,意外な弱点など)に焦点を当てることのできる点が特長です。そのような側面は,人生における大きな節目(ピンチの時や,変化の時,対人関係における大切な局面など)で重要になってくるため,このテストを通じて自己理解を深めることで,そうした節目を乗り越えるためのヒントを得ることができます。


当ルームでは,テストを希望される方が,何を知りたくて,どう役立てたいのかを詳しくお聞かせいただき,必要に応じて,他のいくつかの質問紙(記入式)テストを合わせて行うことで,より多角的に,役立つ情報が得られるよう,工夫しています。どの質問紙テストを受けるかは,当日の相談で決めていただけます。


検査の実施,および,フィードバックのため,2回の来室が必要です。検査の所要時間は,90~180分程度,フィードバックは最長2時間かけて,丁寧におこないます。

各種質問紙テスト

以下の質問紙(記入式)テストをご用意しています。WAISやロールシャッハ・テストと組み合わせてお受けいただけます。


なお,質問紙テストだけを単独でお受けいただくことはできませんが,通常のカウンセリングの中で,ご希望のテストをお受けいただくことはできます。その場合,追加料金等は不要です。


  • A-ADHD:成人期ADHD検査(Adult ADHD Self-Rating Scale)と
    AQ:自閉症スペクトラム指数(Autism-Spectrum Quotient)のセット
    A-ADHDは大人のADHD(注意欠陥・多動性障害)の傾向を調べるテスト,AQは自閉症スペクトラム障害の傾向を調べるテストです(セットで1種類と数えます)。
  • BDI-II:ベック抑うつ質問票(Beck Depression Inventory)
    抑うつ症状の有無と,その程度を調べるテストです。
  • EQS:情動知能スケール(Emotional Intelligence Scale)
    情動知能理論,いわゆる「心の知能指数」という考え方に基づいたテストです。知能検査では測れないけれど,私たちが社会の中で適応的に暮らしていくために必要な能力を,9つの領域にわたって調べます。
  • FFPQ:5因子性格検査(Five-Factor Personality Questionnaire)
    パーソナリティ心理学で,現在,最も有力とされているビッグ・ファイブ(特性5因子)理論に基づく性格検査です。5因子それぞれに,5つの下位カテゴリーがあり,性格のさまざまな側面を細やかに捉えることができます。
  • LSAS-J:リーボヴィッツ社交不安尺度(Liebowitz Social Anxiety Scale)
    社交不安障害(SAD)の傾向を調べるためのテストです。
  • SCI:ラザルス式ストレスコーピングインベントリー(Lazarus Type Stress Coping Inventory)
    ストレス状況に陥ったとき,どのように対処するかというところに,その人の個性が表れます。このテストでは,8つのタイプのストレス対処法が,どれだけ使えているかを調べます。
  • 精研式SCT:文章完成法(Sentence Completion Test)
    短い文章の続きを自由に考えて完成させます。ロールシャッハ・テストなどの投影法と組み合わせてよく使われます。
  • SDS:キャリア自己診断テスト(Self Directed Search)
    世界で広く使われているキャリアアセスメントです。職業適性について多面的に調べます。
  • WHO SUBI:心の健康自己評価質問紙(Subjective Well-Being Inventory)
    世界保健機関によって作成された,心の健康度,および心の疲労度を,11の領域にわたって調べるためのテストです。
  • 新版TEG II:東大式エゴグラム Ver.2(Tokyo University Egogram)
    広く使用されている性格検査のひとつです。自分の性格特徴や行動パターンを知るだけでなく,周囲とのコミュニケーションスタイルを見直すきっかけにもなります。

いずれのテストも,自己理解を深めるためのものであり,何らかの診断を目的とするものではありません。これらのテストだけで診断はできませんし,もとより診断は医師にしかできません。その点をご理解いただいた上で,ご利用ください。

追加のフィードバック面接

テストの種類にかかわらず,フィードバックは丁寧におこないます。しかし,1回聞いただけでは理解しにくいところや,後になって新たに生まれてくる疑問もあると思います。それらを解消していただくため,フィードバック面接から1年以内に限り,1回,通常のカウンセリングの半額の料金で追加のフィードバック面接(50分)を受けていただくことができます。

料金について

料金についてはこちらをご覧ください。

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